本日のお店。
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いよいよ今年も残り1週間程度。
年末年始営業のお知らせしときます。
基本火曜定休だけど、31日は営業します。
火曜に急にやっても誰も来ない気がして怖いっすね。
ボスと相談して「31日も休みにする?」って聞かれたけど、いや!出ます!って言ってしまったのをちょっと後悔してる。
誰か来てくれたら後悔も吹っ飛びます。
買い出しついでにも是非。
元日はお休みで2日から新年スタート。
今年もあと少し、お店もブログも何卒よろしくお願いいたします。
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年末ランキング、昨日で洋楽編が終了。
残りは邦楽編。
相変わらず地獄の文字量だったんで今日くらいは一旦さくっとネタにしたい気もするんだけど、マジで日数がギリです。
今日から始めて30日終了。
さくっとネタ挟んだら31日まで。
最終日まで長尺ブログ書くのもなんだかなーって感じなんで、やっぱ真面目にやりますわ。
真面目の方向が間違ってたらすいません。
年間ベストアルバムランキング2024、第11夜。
邦楽編20位~16位です。
第20位
「South Penguin / South Penguin」
2014年結成のオルタナティブロックバンド、サウスペンギン。
バンドと言いつつ2017年にボーカル以外のメンバーが脱退し、現在はソロプロジェクトになってるっぽい。
アルバムは2年ぶりとなる3rd、そしてセルフタイトル作。
1stじゃないセルフタイトル作は自信の表れかと。
音楽的には80年代末辺りの日本のAOR、ほんの少しファンクが香るJロックを今鳴らしているような感覚。
ダサい言い方すると「オシャレ」。
FLYING KIDSとかが思い浮かびましたね。
調べてたら以前に川谷絵音が好きなバンドとして挙げていた。
ちなみにその流れでローラデイロマンス、カネコアヤノ、あとThe Mariasなんかも挙げてた。
マリアスの1stが出た年っぽいから2021年かな。
いいとこ選ぶよね。
そんな感じで今作で僕は初めて聞いたけど、耳が早いリスナーからは注目されてたバンドなんだと思います。
あ、あとバンドは1st EPの時代から一貫して岡田拓郎(元森は生きている)にプロデュースをお願いしてるそう。
今年いいと思ったアルバムは岡田拓郎案件なことがちょくちょくあった。
きっと今の自分のモードに合ってるんだろうな。
いいサウンドしてますわ。
South Penguin / tiger
意味わからんMV。
曲がバリかっこよくて余計意味が分かりません。
オルタナティブしてるよね。
第19位
「さとうもか / ERA」
2015年デビューのSSW さとうもか、3年ぶり、5枚目のアルバム「ERA」。
SSWが作るJ-Popアルバムとでも言うのか、曲によって様々なタイプのサウンドが聞けるカラフルポップな作品。
こういうちょっとユルくて普通にいい作品、好きなんすよね。
1曲目 生活は大変の鍵盤が跳ねるおもちゃ箱ポップス、M2.リトル革命のインディーポップロック、M3.Everydayではラップ調の歌があったりと様々な要素をややオルタナ味があるバンドサウンドに昇華。
こう書いてて気付いたけど、ちょっとだけ東京事変っぽいのかもな。
事変より圧倒的に軽いし(いい意味)近所感がありますが。
全体に漂うユルさが聞きやすさになってくれてます。
そんなカラフルJ-Popはともすれば普通と感じがちなところ、それをまとめているのはさとうもかのボーカル。
やや足りなさが香るキャッチーな声、そして羽毛のようにふわふわ舞うメロディ。
特に乱高下してるのにポップスを崩さないメロは絶品です。
今作は29~30歳になるタイミングで作ったとのこと。
アルバムタイトル曲 ERAは「シワが増えるたび生きることが楽になる」、「この手の中には全てがある」と歌う等身大の自分を認める曲。
ラスト曲 予定で「でも仕方ないことだ」って言いきれてるのもいい。
諦めをプラスに変換出来たらちょっとだけ日常が彩られますよね。
そんななんでもなくて素敵なアルバムです。
さとうもか / Everyday
第18位
「EMERALD FOUR / 魔境にて」
2012年にギター 足立 大輔とボーカル オジマサイリ(neco眠る、CASIOトルコ温泉)の2人でデビューした宅録ポップユニット エメラルド・フォー。
2019年にボーカルの脱退により活動休止するも、新たなメンバー(本日休演のベースや元バレーボウイズのドラム)と共に再始動。
5枚目となるアルバム「魔境にて」をリリースしました。
内容はポップな中にちょっとだけ怖さとマヌケさのあるJロック。
例えるなら 「〇〇の曲を相対性理論の演奏で歌うラブリーサマーちゃん」。
最初の○○はそういうアーティストではなくスッと思い浮かばない。
こういうユルい曲作る人、絶対いるのに。
でもある意味普通のJポップすぎる気もして、これ!っていうのが出てこないんすよね。
そんな感じでバンドのこと調べてみたら、ど真ん中の答えが書いてありましたよ。
”細野晴臣らの文脈を受け継ぐ”
それか!
細野さん的のんきさか!
だから幅広いJポップにも思えたんだろうな。
改めてエメラルド・フォー「細野晴臣の曲を相対性理論の演奏で歌うラブリーサマーちゃん」です。
そんなん絶対いいっしょ。
アルバムテーマは精神の魔境とのこと。
夢の中のようなふわふわしたサイケデリックが全体を覆い、白く霞んだ桃源郷へと案内してくれる。
初期ドラゴンボール主題歌にあったようなポップさ、珍妙さ、切なさのMix。
摩訶不思議なアドベンチャーをとびきりZENKAIパワーでロマンティックに駆け抜けるような、楽しいけどほんのちょっとだけこの世のものならざるポップミュージックです。
EMERALD FOUR / 夢へ
第17位
「SACOYANS / SUN」
2010年から宅録アーティストとして活動していたSACOYAN。
東京から福岡に移住し、そこで新たにバンドとして再スタート。
3年ぶり3枚目となるアルバム「SUN」。
前作2021年のGasoline Rainbowリリースから今作までの間にメンバー2人が子供を授かり、そのうち1人が遠方に引っ越すことが決定。
いよいよバンドの存続が困難な状況になり、最後に4~5曲入りのEPを作ろうという提案から製作がスタート。
作り始めたら気分がノってきてアルバムになったんだとか。
そんなバンドの最後の記録が、まさかのこれまでで1番のバンドサウンド!
突き抜けたエモーショナルが爆発する美しいギターロックアルバムでした。
90年代USオルタナ、ピクシーズやダイナソーJrを思わせるサウンドを、初期スーパーカーのようなノイジーさと青さが混ざり合うシューゲイズでぶちまけたような、現行バンドだと洋楽ランキングでも話題が出たWednesday辺りを感じるハードなポップさ。
音が空気中を満たし、その中で体が浮かぶ白昼夢を見ている感覚。
くるりの図鑑っぽくもあるかな。
書いてて気付いたけど、このアルバムは2000年前後のちょいトガったオルタナJロックの質感があって、だから好きになったんだわ。
ラスト曲「UV」の最後の歌詞は
”ほとんどもう乗り越えられるさ 音楽が強く光る 忘れられない日々”
これまでのバンドとこれから進む道への希望を激しいバンドサウンドと美しいコーラスで鳴らす。
その瞬間を曲としてこの世界に残している。
色褪せない今を切り取った刹那の衝動。
バンドがなくなってもこの淡いバンドサウンドはいつでも新鮮に鳴り響きます。
SACOYANS / サモトラケのニケ
ちなみに今調べて知ったこと。
バンド、続くってよ。
このアルバムができたことで遠距離でもいけるじゃん!ってなったそう。
んだよ!
俺のエモーショナルを返せ!
ま、その分曲がよく聞こえたんだからむしろありがとうって話なのかもな。
思い込みって大事よねー。
第16位
「Perfume / ネビュラロマンス 前篇」
今年で結成25周年、メジャーデビュー20周年を迎えたテクノポップユニット、Perfume。
説明不要すね。
アルバムは6年ぶり8枚目の「ネビュラロマンス 前篇」。
僕自身Perfumeはそこまで熱心に追ってるアーティストではありません。
代表曲はいくつか知ってるけど、エレクトロ強めなサウンドになってからは全然聞けてない。
基本Jポップ人間なんでね。
バキバキすぎると白目になっちゃうんす。
で、今作。
もう完璧じゃん!
何がってバランスが!
こういうPerfumeが聞きたかった!の最高地点。
周年でこれ出してくるのはさすがとしか言えません。
まず何よりジャケが最高でしょ。
初期テクノアイドル期を思わせる微妙にチープなデザイン。
文字のフォントも大きさも抜群。
一目ぼれして、この時代についCDで買っちゃいましたもん。
サウンドもバキバキのエレクトロではなくテクノポップ風味。
世界水準の高機能シンセサイザーではなく、おもちゃのシンセで作ってるみたい。
それでいてしっかりダンスミュージックであり、J-Popでもあり、なんならアイドルポップでもある。
バランス!
そしてこれは海外にはないものだと思う。
世界的大メジャーとは違う日本型アイドルアーティスト特有の魅せ方。
つまり圧倒的にPerfumeでしかない。
バランスすぎてコエーよ。
そんな中でもグループはちゃんと進化してて、初期っぽさはあれど何よりボーカルのエフェクトが控えめに感じた。
3人の声がとても分かりやすい。
人間としての3人で歌っているのに、思い浮かぶのはロボット的な未来の景色。
Perfumeが1つのジャンルになった今、エフェクトがなくてもあの雰囲気を出せるようになったんじゃないかな。
アルバムは2部作の前篇。(このタイトルも最高!)
これと対になるであろう後篇も非常に楽しみです。
Perfume / Cosmic Treat
本日はそんなところまで。
商品紹介します。
Leeのいいデニムパンツ。
90's Lee デニムパンツ W30×L29インチ程度 ¥5900+tax
ちょっと前に入れてみたらわりと動いてくれたLee。
新たに数本追加してます。
その中でも特にいい色なのがこちら。
Leeらしい青っぽいデニムカラーに穿き込まれた自然なヒゲ。
タグにMADE IN U.S.A表記があるんで90年代頃のものかと。
リーバイスの90'sはお値段もなかなかになっちゃったんで、今Leeが狙い目。
王道リーバイスじゃない、でもLeeも3大デニムブランドの1つってバランスも抜群だし。
もちろん元からLeeファンって人にはよりおすすめ。
Goodカラーの個体は出にくくなってきてますよ。
お見逃しなくどうぞ。
やりすぎてない色落ちがたまらない。
ジャストサイズを普通に穿いてたんでしょうね。
ナイス使用感。
膝にダメージ。
これは好み分かれるところですが、個人的には服の歴史を想像できて好き。
膝つく人が穿いてたんだな。
その人らしい表情になるのはデニムの魅力ですよね。
サークル状にネームが入るボタン。
ジップはおなじみのYKK。
バック。
こちらもおなじみ、盾のような形のポケットにレイジーSと呼ばれるステッチ。
腰パッチ。
レザー製。
おまけで内タグの裏にユニオンチケットプリントが入ります。
たかがプリント、されどプリント。
古着好きならちょっとうれしいポイントだと思います。
本日はもう1本写真撮ってたんだけど、音楽の話してくれるお客さんと話してたら時間なくなっちゃったんでこれだけにさせてもらいます。
自分的にはこういう日のために働いてるみたいなもんなんで何卒。
いいお話ありがとうございましたー。
また明日でーす。
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