本日のお店。
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羊文学記その12。
大変お待たせいたしました。
ようやく羊文学の話す。
開場の18時ちょうどに現場に帰還したところから。
今回のチケット番号はB63。
A番号呼び出してからのBだろうから相当後ろ。
わざわざ込み合う時間に戻ってこなくてもよかったんすけどね。
それ以上にやることがなかったんすわ。
で、25分くらい経ってから番号呼ばれて中へ。
まぁそりゃそうだって話なんですが、
マジでめっちゃめちゃ後ろ!
ほぼほぼ1番後ろと言っても過言ではない!
リキッドルームの後ろの角にちょっと高くなってる場所があるんだけど、そこの3列目くらい。
リキッドにこんな場所あったんだ。
マジで初めてクラスの後ろだわ。
さすが一般販売秒で売り切れたチケット。
逆に一般で取れたのが奇跡なんだろうな。
人の隙間から見るとこんな感じ。
奥にステージ見えますかね?
ただ実際はこの写真ほど遠くは感じなかった。
むしろステージ全体や演者の手元まで見えたりするんで(特にドラム)悪くない場所でしたよ。(この日は3列目だったから全部見えたわけじゃないけど)
リキッドで半分より後ろの番号だったら、早めに諦めてここ確保するのが正解なのかも。
期せずしていい発見がありました。
やったー。
開演時間まではDJが曲を流して現場を盛り上げてた。
TOMMY(BOY)って人。
今回のライブはリキッドルームの周年ライブ。
今年はキリのいい20周年だけど、どうやら毎年やってるっぽい。
羊文学はここ3年連続で呼ばれてて、オープングアクトとして毎年TOMMY(BOY)がDJをしているそうで。
定番だったのね。
ライブ見に行く直前に「あれ?急にDJが出演することになってる?」って思ってたけど、たぶん最初からそうだったんだろうな。
スピッツ/遥か
選曲はJロックとクラブっぽい洋楽系のいいところ取り。
後者は個人的にピンときてないジャンルだけど、前者は問答無用でアガります。
でかい音で聞くスピッツ、よかったなぁ。
スピッツってロックバンドなんだなって改めて実感。
ありがとう、いい選曲です。
30分ほどDJの曲聞いて19時。
ついに主役、羊文学が登場。
改めて今回のライブは恵比寿リキッドルーム20周年の記念イベント。
サカナクション、cero、電グル、UA、オウガ他多数のバンド/アーティストが7月から毎週ライブを行うアツい企画。
羊文学もリリースツアーとかではないんで、自由な選曲で聞けるはず。
どんな雰囲気なのかもわかってないから、ワクワクと共に若干の不安を感じつつライブに臨みました。
で、
1曲目で1番好きな曲をやってくれてもうノックアウトでした!
羊文学/ロマンス
軽快なギターフレーズから始まるバンドの中でも相当キャッチーな曲。
3ピースらしいシンプルなバンドサウンドでギターの音がカッケー。
これはいい!
やっぱいいバンドだ!
これだけ人気なんだからそんなの当然なんだけど、体感するとまた別次元で理解できるもの。
この曲なんかは後半のギターがあんなにディストーションがきいてるとは思わなかった。
その部分のドラムも素晴らしい。
で、そこからどポップなサビに戻るのも最高。
曲のつくりとしても盛り上がらざるを得ない。
もう見に来てよかったぜ!
わっしょいわっしょい!
羊文学/Addiction
間髪入れずの2曲目はこちら。
これもほんとギターの音がいい。
エレキのコイルがコーンと響いているような音。
そしてノイジーな部分はしっかりグランジな音。
好きっす。
楽器3つだけだから基本ギターはコードを弾いている。
だから演奏におけるキャッチーさは、
わりとベースが担ってる印象だった。
音数少ないとそこまで意識がまわっていいすね。
少ないっつってもスカスカなサウンドとはまた違うんですが。
それぞれが主役、右ストレート3発みたいな音。
前回も書いたけど、ドラムス、僕の中で1番長谷川カオナシであるフクダヒロアは現在休養中。
この謎の風貌でどんなドラムするのか見てみたかったなぁ。
曲によってはタムだけだったりハイハット細かく叩いてたりと、意外と変わったフレーズ作ってるっぽかったし。
ちょっと残念。
ただサポートドラムはMCでユナって呼ばれてる人だったんすよ。
で、後で調べたらなんとCHAIのドラマーだったそうで!
そうだったんか!
それはそれでなんかいいじゃん!
叩きっぷりは軽快で爽快で抜群だったし。
ドラムで大事なのは叩きっぷりだもんね。
いいもん見れましたわ。
ボーカルも声出てたなー。
高音部もしっかり強さがある。
もちろん声自体もいいし。
そりゃいろんな人の客演で呼ばれるわ。
ボーカリストとしてもばっちりだわ。
そんな感じでバンドをしっかり体感できた序盤から3、4曲やって最初のMC。
ライブ的には2幕目に入るところで「ここからは羊文学をフェスなどで見てた人はびっくりするかも」と宣言。
「いつもは抑えてるんだよね」ってことで、ワンマンならでは、バンドのハードな部分が聞けるゾーンになりそう。
そこで披露された曲は、
羊文学/ドラマ
ドラマという曲。
やや暗めなメロディとシューゲイザー的なギターが交差する、初期きのこ帝国を思わせる曲。
これはあれすね。
普通だな!!
全然びっくりしねぇ!
フェスとか見てる人がどういう人だと思ってんだ!
曲がキャッチー方向とは違うだけ。
暗すぎるほど暗くもないし。
サウンドも別にラウドとかじゃないし。
シューゲイズっぽいってことは、ギターサウンドは淡い/薄いってことでもあるし。
きのこ帝国の爆音ノイジーシューゲイズ&暗黒ダウナーを聞いたことがある身からすると、余計そう思わざるを得なかった。
いつも我慢してるサウンドを全開にしてこれなのか?
世間一般のハードってこんなもん?
これはあれかな。
僕が、
チート系主人公ってことかな。
自分は自分が思ってる以上に無敵ってことすか?
めちゃめちゃ強いってことすか?
自分だけでは判断できないからなぁ。
でも結果から見るとそうだったのかもなぁ。
俺、これくらいの音じゃなんともなかったよ。
いや、カッコつけてるとかじゃないすよ。
でもなんともなかったんで。
もしかしたら無敵なのかも。
無敵な男ってちょっと素敵だったりするのかも。
結果論です。
よろしくお願いします。
1度無敵になると、そこからはそういう耳になってしまうもの。
これまでどおり音はカッケーんす。
ダークな曲調も好きだったりするんす。
でも何かが足りない気がしてきちゃう。
というかものすごく物足りない。
どの曲を聞いても普通と思ってしまう自分がいます。
何だ?
僕がときめくライブにはあって、今この現場にはないものは何なんだ?
ライブ中しばらく考えてようやく気付きました。
ギターソロがない!
カネコアヤノ/カウボーイ
そうじゃん!
3ピースだからソロがないんじゃん!
ここ数年ライブのどこにテンションが上がってたかと言えば、まさしくギターソロ。
動画貼ったカネコアヤノバンドの林宏敏を筆頭に、家主の田中ヤコブ、髭の斉藤祐樹、レッチリのジョン・フルシアンテ、ブラーのグレアム・コクソンなど、心を打たれたライブは全部ギターが歌ってた。
「どんだけギター好きなんだよ!」ってブログに何回も書いた記憶があります。
今回そこの琴線には全く触れませんでした。
もっと言うなら自分がフレーズ萌えしていることにも気付いた。
ギルティーは罪な奴もダイスを転がせもバック・イン・ブラックもフレーズで好きになった。
それを実現するにはギターが2本必要!
というか2本で鳴らしてる音が好き!
3ピースは圧倒的に不利なんです。
音楽レビューとか見てるとよく「このコード進行がすごい」とか「このコードにこのメロディを乗せてるのは普通じゃない」とか見るけど、その手のレビューは1ミリもピンとこない。
コードとかよくわからんし。
Nirvanaもそこがすごいらしいじゃん。
ベボベって未知のコード感を持つバンドって言われてたらしいじゃん。
だからなんとなく聞かなくなっちゃってるんだろうな。(Nirvanaはフレーズ萌えの方もあるから、その先の深さがわからないって話)
わかりやすいものが好きなのはJポップ育ちの呪いですわ。
長々書きましたが、当日も長々といらないことを考え流れながらライブを見ちゃってた。
ほんとこのとおり考えてましたからね。
「俺、無敵だな。(周りの人に対して)無敵な俺、どうよ?」って思ってましたからね。(さすがに少しだけだけど(40歳手前の行動だけど))
ライブに集中してないし、聞こえてくる音もどんどん普通に思えてくる始末。
最初の数曲が良かっただけにもったいなさすぎるなー。
どう臨むかってほんと大事よね。
ずっとそんな感じでライブが進みました。
そして、
低迷していた分、新曲の破壊力を存分にくらうことができたって話!
羊文学/Burning
目下最新曲、アニメ推しの子のエンディングテーマでもあるBurning。
これがちょっと衝撃的だった。
ささくれだったギターとLowなボーカルから始まるグランジソング。
これまたLowなドラムと、ベースはギターを支えるゴリっとした音。
そんな退廃的な空気がサビのメロディで一気に裏返るカタルシス。
ややマイナー気味のメロディの最後に付け足した1フレーズが奇跡すぎる!
この一節を聞けたことが全て!
イントロから1番の終わりまではおよそ1分10秒程度なんだけど、演奏、歌、サウンド、メロディの全てが入ってきすぎてめちゃめちゃ長く感じた。
しかもここまで「自分には合わなかったなぁ・・・なんせ無敵だからなぁ・・」って思っちゃってたから、その分の反動も含めて超特大ホームラン。
羊文学、やっぱいいバンドじゃん。
ライブ始まった時に気付いてたけどね!
俺、そういうのわかるタイプだからね!(そういうの、いらない)
そっからは代表曲を中心に終盤の畳みかけ。
あいまいでいいよ、永遠のブルー、光るときなど、鉄板曲はやっぱ強いっすね。
再びいいじゃんモードに入ってるんで、全部すごく良く聞こえてるってのもあるし。
ほんと耳って自分勝手だよね。
俺の耳め!
中盤の普通ゾーン返せや!
そんなこんなでライブ終了。
セトリはこんなん。
曲だけだと1時間14分だけど、MCあったり長めにやる曲もあったりで1時間3、40分はやってくれたはず。
YouTubeになくて貼れなかったけど、金色って曲は中盤ながらすごくよかったんだよな。
丸っこい方のオルタナ。
普通なんだけどサウンドが素晴らしい。
聞けてよかった。
全体的には中盤の俺無敵ゾーン(いらない)が足を引っ張って、100点満点では楽しめなかったのかも。
いいライブだったのか普通のライブだったのか、未だによくわかってないし。
これからまた反芻してみよう。
ま、上に書いたとおり新曲のあのメロディを聞けただけで勝ちではあるんすけどね!
ほんと良すぎてびっくりしたよね!
ライブ終了―。
せっかくなんでステージをパシャリ。
楽器3つだけでほんとどシンプル。
これであのサウンドを出してたって考えるとやっぱすごかったのかも。
でもギターは2本欲しいぜ!
そうだったらそれこそ無敵だったぜ!
そっからはライブハウス脱出して、
恵比寿駅から、
新宿駅へ。
時間は21時26分。
帰りのバスが10時発だから、飯を食べに行く時間は微妙過ぎる。
仕方ないんで、
激ショボ飯で終わらせましたよ。
一応節約しておにぎり1個にしたんすよ。
ほんとクレイロのレコードめー。
7700円はないぜー。
帰り道はオールカット。
バス乗って、
1時に帰宅です。
電車だと帰りが2時とかになるから、バスはすごくラク。
でも次のライブは電車です。
2マンライブで終わり時間が読めないんで。
もう来週ってウソみたいよね。
時間が経つのってほんと早いよね。
以上、羊文学記でございました。
読んでくれた方、ありがとうございまーす。
ライブ記はいろいろ思い出しながら書くからめちゃ時間かかるんだよな。
もう22時前。
大急ぎで商品紹介します。
レディース!
SILKHANA ポリエステルシャツ サイズ14 ¥2640
レディース古着、数は多くないけど良さげなの追加してます。
まずは緑シャツ。
ポリエステル製で光沢のある生地が存在感抜群。
ブランド名にSILKって入ってるから疑似シルク的なイメージなのかも。
台湾製なんで80年代頃なんじゃないかな。
肩のステッチ部にギャザー。
袖付け根の切り替えはなく、袖自体は超ショート。
袖先は折り返したデザイン。
シンプルに見えてレディースらしい変わったシャツです。
花柄刺繍デニム半袖シャツ ¥4290
先月だか先々月に入荷してわりと早めに売れてくれた刺繍入りのデニムシャツ。
1枚だけ入りました。
淡いカラーの刺繍がナイス。
サイズは結構ゆったりめで、メンズでもLくらい。
前入った刺繍シャツもそんなシルエットだったから、この手のアイテムはざっくりルーズに着るんでしょう。
サイズ合ったら男性にもおすすめでっせー。
裾サイドに着れめ。
動きやすく、裾がヒラついてくれる。
ちょっとのことだけど大事なワンポイント。
ボタン部などに擦れ有。
デニムなんで雰囲気かと。
よろしくどぞ。
D.A.K. 柄ベスト ¥4290
ベストも1枚だけ。
レトロなストライプ柄で生地はツイル。
アメリカ製ってのがちょっとうれしい。
Tシャツやシャツ1枚に飽きてきた夏後半に使えそう。
もちろん秋以降は言わずもがな。
夏後半も正直ベスト1枚すら羽織りたくない暑さではありますがね。
じゃ、やっぱ秋に向けてだな。
同じもの出てこなそうなヤーツなんでお見逃しなく。
フロントの合わせがくの字型。
ボタンは1つだけ。
無地と模様を組み合わせたような、パーツとして萌えるボタンです。
腰に紐ストラップ付きでーす。
以上、大急ぎの3枚でした。
他にも数枚出てるんで是非見に来てください。
明日火曜日はお店の定休日。
ご来店は水曜からお待ちしております。
そして最後になってしまいましたが、
お差し入れいただいてました!
お差し入れ自体もうれしいし、音楽の話してもらえるのも相当うれしいすねぇ。
飯田の焼來肉ロックフェスに行ってたとのことでして。
ジュンスカが出てたそうでして。
JUN SKY WALKER(S)/すてきな夜空
80年代後半~90年代初期らしく、音源だとわりと軽めな印象。
これも生で聞くとしっかりデカい音なんだろうな。
聞こえ方も全然違うんだろうな。
気付かなかった発見があるのがライブの醍醐味。
それを体感できたのはうらやましいっすわ。
いいお話、お差し入れもご馳走様でしたー。
やったー。
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